幸い、最近のホームヘルパー養成講習会の教科書からは「介護用品」という表現が一切消えましたし、公立の展示場も「介護用品展示場」の看板はほとんど見られなくなりました。
「はじめに」でご紹介いたしました北欧の介護専門職向けの教科書には「介護用品」という言葉が見当たらず、それらは「補助器具」と総称されています。
つまり、利用者の不自由な身体機能を補助するものと言うことです。
ケアマネジャーを始めとする福祉専門職の方々は、まず、利用者の身体機能のどの部分が低下もしくは消失していて、どんな用具で補助することによってもとの生活が取り戻せるかということを頭に描くことを用具選びの第一歩としてください。
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