介護労働安定センターはこのほど、2006年度介護労働実態調査結果をまとめた。介護職の賃金を金額階級別に見ると、最も多いのは訪問介護員と介護職員では「15万円以上18万円未満」、介護支援専門員は「20万円以上23万円未満」だった。月収は訪問介護員で14万4700円、介護職員が16万8200円、介護支援専門員が23万2200円で、仕事内容の割に賃金が低い事に不満を感じている職員が多いことも分かった。
時間給の職員の時間給平均は訪問介護員が1140円で、介護職員の869円を上回った。介護支援専門員は1306円だった。1週間の平均労働日数は正社員41.5時間、非正社員28.5時間だった。
■ 「仕事のやりがいがある」が過半数
現在の仕事のやりがいについての満足度は高く、仕事はできる限り続けたいという希望が強かった。満足度が高い項目は正社員・非正社員ともに「仕事の内容・やりがい」でそれぞれ53.5%、55.1%に上っていた。このほかの項目では「利用者との人間関係」(正社員46.7%、非正社員46.6%)「職場の人間関係」(正社員39.0%、非正社員43.4%)の順で高い。満足度が低かったのは、正社員では「人事評価・処遇」18.3%、非正社員では、「福利厚生」16.9%となった。
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