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介護の質を考える勉強会  [2004/10/16]

   〜痴呆高齢者介護は介護の神髄〜


神戸女子大学文学部社会福祉学科 教授 横尾英子先生をお迎えし開催いたしました。

 横尾先生はご自身でもグループホームを経営され、特に痴呆性高齢者に造詣が深く日々のサービス提供において介護の質とは何かを見直す基本のお話から、実際の介護現場での事例を交えお話いただけました。




〇 介護の質とは何か

  3つの法的介護業務とは…

   身体介護業務・相談援助業務・家事援助業務です。

 たとえば、愛想のよく、親切なヘルパーAさんが、親身になって身体介護をしています。その最中にご家族の方が「こんな事あったんですが…」と相談をしてきました。でも、このヘルパーさんは新人で身体介護で手一杯で相談にのることができません。一方、あまり愛想のよくない、けれどベテランのヘルパーBさんは、てきぱき介護しながら「こうすれば、いいんじゃないですか?」とアドバイスができる・・。これが、プロとして重要になります。

介護の質とは、高齢者を尊重する倫理観・福祉観のあることが基本になります。その上で、相手に不快な思いをさせない一般的なマナー、職業人(専門職者)として(受容と共感)を身につけている人によるサービスが行われます。

 また、専門的な介護の3要素である知識・技術・態度をきちんと身につけ、初めて利用者や、その家族に安全と安心が提供できます。選ばれるプロになるためには、その上に品位とセンス、ユーモアを備えることが必要になります。

 ※サービスとは…相手にとってプラスになるもの。

〇 あなたが変われば相手も変わる

  〜利用者と援助者のよい援助関係の構築には〜

 利用者と援助者の間によい関係を築くにはお互いの信頼関係が欠かせません。信頼関係を築くには利用者を理解すること、利用者の人格を創ってきた根っこの部分を理解し、受け入れ共感する、価値観を尊重すること。

 そのためには、援助者の「自己覚知」や「自己変容」が必要になります。

〇痴呆高齢者の中核症状と周辺症状

・中核症状

記憶障害、見当識障害、実行機能障害(段取りが立てられない)、失語・失認

・周辺症状

徘徊、抑うつ、不穏、不眠、妄想、せん妄、異食、暴力・暴言、多動

中核症状は改善することは難しい。

しかし、原因を追究し、不安を除去することや、適切な介護・環境におくことで周辺症状は改善することができる。

 


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