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認知症高齢者への接し方と周辺症状のコントロール

―スェーデンの取り組みと実践― [2005/06/22]


スウェーデンで行われている、認知症高齢者の接し方の紹介と、精神的な接し方と、その根底にある人の心理を理解することをパワーポイントやビデオを交えながら具体的に話されました。インゲ・ダーレンボルグ講師は非常にアクティブに講演をされました。


 

 認知症は、軽度認知症・中度認知症・重度認知症に分類され、その症状に合わせどのようにサポートしていくか、どうすれば安心感を与えられるか、なぜ暴れるのか、行動障害のケアなど、実際スウェーデンで行われている状況を報告されました。

 最も大切なことは、ご利用者の過去を理解することです。心の傷、恐怖感などが認知症患者の周辺症状に大きく左右する原因であり、その原因を解明するには、いつその症状が起こるのか?どういった時に起こるのか?どのような状況で起こるのか?を調査記録し分析する必要があります。また、その記録をもとに医薬治療が効果的かどうかの判断にもなります。

 認知症利用者様へのケアは、安心感を与えることが大切であり、その安心感は人それぞれに違うので、本当にその人の原点から知っていかなければケアは行えないであろう。

 また、ケアの手段として、アクティビティを通じて安心感・安全性を与える方法もあります。

 ※アクティビティとは、現実への誘導案内(現実を認識させる)、人生を回顧・回想させる、五感の刺激、子供時代を前提にゲーム・歌・体操・伝統行事を行うなど。

しかし、あくまで施設側の押し付けでなく、ご利用者様に合うケア内容が前提であり、興味の調査表を作成し、そこから伺い知ることも必要です。等々最後に、寄せられている質問の返答と、会場から質問を取られ返答され終了となりました。

 毎日の忙しい時間の中で、いかに余裕を持ったケアが出来るか?就寝時2分間ご利用者のお相手をすることが出来ることで、そのご利用者は朝までの安定した睡眠が確保できるケースがあるが、その2分間をワーカーが取らないことで不安になり暴言・暴力などの周辺症状がでる。忙しくて職員が走り回るとご利用者の不安はますますつのる等を念頭に日々の業務にあたってほしいとおっしゃっておられました。


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