デンマークにおける高齢者住宅政策について
〇1988年以降、重度の要介護高齢者の入居施設である「プライエム」の新 規建設を禁止
2005年までにプライエム廃止の目標
4万9千戸(1987年)→3万1千戸(1999年)
〇プライエムに代わり、高齢者住宅を整備。
3千4百戸(1987年)→3万2千戸(1999年)
〇1995年頃より「早めの引越し」が唱えられるようになる。
※プライエムとは
・自宅での生活ができなくなった高齢者のための入居施設
・24時間の介護を提供
〇政策の転換
(1)「住宅のタイプで高齢者が受ける介護その他のサービス決めるべきではない。個人のニーズが介護を決めるべき。介護は高齢者に応じたものであるべきで、高齢者の住居に応じたものであるべきではない」(社会省)
(2)「社会生活支援法」において、1988年以降プライエムの新築を禁止
(3)高齢者住宅を整備。介護は在宅サービスを利用。
○ 「早めの引越し」
(1)不適切な住宅に住むことによって起こる虚弱化を防止しながら、自立して生活することを支援してくれる住宅、社会的交流を促進するような住宅に移ることによって、最後まで生き生きと健康に暮らすことを目的として唱えられるようになったスローガン。
(2)高齢者住宅は早めの引越しの基盤。
(3)実際は、55歳〜70歳の者で、早めの引越しが行われている。
〇有限会社レーク・ビワ
ふれあいサポート小野ケアステーション管理者 藤堂 雅也 氏
キーワード:”当たり前のこと”を当たり前に…
措置下の名残からだろうか、利用者からは「ありがとう」と言われて当然という姿勢、しがみつかないで良よい症候群(勤務先は次々ある→謙虚な姿勢の欠落が起こる)
〇当たり前のこと…
@キチッとした組織体制(所長・主任地)→責任の明確化
A挨拶の徹底(元気に、明るく、目を見て)
B人事考査の実施(キチッとした差別化が必要、本来の平等→頑張っても、そうでなくても同じ評価ではいけない)
C社員に媚びない、逆に偉そうぶらない→業務上は同士として、いい意味でぶつかり合う→ライセンス業、専門職業としての尊敬と敬意を払うことは重要
↓
サービスの質の向上を掲げることも重要だが、
顧客を失望させないサービスの質の提供 が重要になる
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